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産前訪問の必要性を痛感 単独訪問を終えて

 

本日単独訪問に行ってきました!!


お客様は2人目を妊娠中。

 

もうすぐお姉ちゃんになる2歳8カ月のAちゃんがいました。

 

少し人見知りのAちゃんですが、徐々に私に打ち解けてくれました。

 

話がとても上手で、想像力が豊かでお店屋さんごっこ遊びもレパートリーが多くたくさん笑わせていただきました。

 

 

お姉ちゃんになるAちゃんに赤ちゃんのイメージをより具体的に持ってもらうために

 

赤ちゃん人形を持って行きました。

 

 

 

すると「Aちゃんの家にもあるよ」と言って赤ちゃん人形を出してきてくれました。

 

さすが抱っこも上手にできていました。私が「赤ちゃん生まれてくるの楽しみだね」と言うと

 

ちょっと照れた様子をみせてくれました。

 

 

 

お客様に 産後の生活について、予定をお伺いすると、退院後はすぐに日常生活されるとのことでした。

 

私はできれば横になる時間を作っていただけるようプランニングを試みましたが、現状は難しい様でした。

 

 

 

ご主人様からのサポートも難しく、

 

近くに住んでいるご友人様達から、お買い物や必要なもののサポートを受ける予定とお聞きしました。

 

 

 

お客様がAちゃんを出産された時は

 

宿泊型の産後ケアを利用されたそうですが、

 

ホームシックになり精神的にも辛かったとお話して下さいました。

 

 

 

今回はAちゃんもいるため宿泊型は考えてはいないとのことでした。

 

家庭訪問型の産後ケア事業についてもお話させていただきましたが、

 

Aちゃんが人見知りされることもあり他人が家に来ることは避けたいご様子でした。

 

いろいろお話をお伺いする中で、私は A さんには産後ケアの介入が絶対必要だと思いました。

 

 

というのも、

 

出産は何が起こるかわかりません。

 

母体も

 

胎児も

 

もちろん、第一子のお姉ちゃんも。

 

そんな生理的社会的な危機が起こる可能性を

 

医学的に知っているのは私たち看護職です。

 

しかし、妊婦さんはホルモンの関係でなんとかなると思いがち。

 

パートナー様は

 

そういう奥様のそばにいる上

 

ご自身の仕事もあるので

 

最悪の場合は考えたくないです。

 

 

しかし、私たちは知っています。

 

産後2週間くらいは、アドレナリンが多量に分泌され

 

なんとかなるかもしれません。

 

しかし、アドレナリンを放出したあとは

 

セロトニンが低下するので

 

うつ状態になります。

 

 

 

それが、起こるのが、産後2-3週間後

 

ちょうど、家族全員の疲れがピークになる頃です。

 

 

だから、産後の養生。

 

寝ていられる環境作りが必要です。

 

 

 

 

そこで

 

A様に、退院日かその翌日に再度産後サポートとして伺う約束をさせていただきました。

 

今後も、私自身の勉強も兼ねて、

 

できる範囲でのサポートをさせていただきたいとお願いしました。

 

 

 

 

そしてA様には少しでも産後に安楽な生活を過ごす時間を作れるよう

 

今後もA様と一緒に産後プランニングを考えていきたいと思います。

 

 

 

 

今回初めて出産前のお宅に訪問させていただき、

 

産前での産後プランニングの必要性を強く強く感じました。

 

 

 

そして、何とかなると思っておられる方に

 

養生をお勧めするには

 

その必要性をわかりやすく説明できる能力と

 

なんとかなると思っておられる自己肯定感を下げずに

 

利用したいと思っていただく事。

 

難しいです。。。

 

 

 

ただ、嬉しい事が!!!

 

 

今回の初回単独訪問の後に、

 

A様がSNSでナーシングドゥーラの魅力について投稿していただきました。

 

よかった!!

 

 

 

それを読んで、産後ケアの必要性を感じていただけたことがわかり嬉しかったです。

 

 

今まで、私たち看護職は「指導」や「教育」はしてきましたが

 

今回、ゆっくりとお話をお伺いすることで

 

思いを打ち明けていただける事

 

こちらのお伝えしたい事も知っていただけることを

 

学ばせていただきました。

 

 

とても意義のある実習となりました。

 

このような貴重な体験をさせていただいたA様に深く感謝致します。

 

 

38期受講生

 

なお、個人情報保護 並びに 本ブログに掲載する為に一部改変しています。