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転勤族の妻だけど「私はナース」  〜私の受講動機〜

主婦と母親の経験こそが「私の強み」!!!

私の受講動機

 

訪問看護師をしていた私は妊娠をきっかけに専業主婦になりました。

 

 

その後、転勤族の夫と3人の子どもに恵まれ、

 

高知、福岡、千葉、新潟、北海道と様々な土地に引っ越をしてきました。

 

 

知り合いがいない土地での子育ては大変でした。

 

 

特に3人目は里帰りせずに家族だけで新生児を迎えたのでとても不安な毎日でした。

 

 

夫を会社、上の子どもを小学校と幼稚園へ送り出した後に

 

 

新生児と私だけの家へ保健師さんを迎え入れ、過ごした時間は特別なものになりました。

 

 

家事と育児に追われて寝不足で疲れていた私は

 

 

その場の尿検査で蛋白尿が出ました。(あー、やっぱり、、疲れてるもんね)と思っていると

 

 

「大変ね、よく頑張ってますね」と優しい声で言われ、涙が出たのを思い出します。

 

 

 

最初、訪問には抵抗がありました。

 

 

産後の1番大変な時に他人に家の中を見せ、

 

 

赤ちゃんを見せるのは

 

子育てを審査される気持ちがあったのだと思います。

 

 

でも、良く出来ていてもダメでも

 

私を受け入れてくれて、頑張ってると言ってくれ、

 

赤ちゃんが可愛いと再認識させてくれた保健師さんとの会話は

 

忘れられません。

 

 

 

 

私は1人じゃない、見てくれる人がいると心強かったです。

 

 

 

およそ3年毎の転勤に加え、

 

子どもも4年間隔の出産だったので、

 

看護職に戻る機会もなく20年近くを専業主婦のままでいました。

 

 

 

子育ての終わりが見え、私の残りの人生について考え始めた時は

 

40歳半ばになっていました。

 

看護職に戻るには体力も知力にも自信がなく、

 

でも人の役に立つ仕事がしたいと思っていました。

 

 

 

 

あの時の保健師さんの存在がずっと頭の片隅にありました。

 

 

私自身もそうだったのですが、

 

子育ての情報が溢れているにもかかわらず、

 

 

初めて触れる赤ちゃんがわが子だという方がほとんどです。

 

 

 

自分のやってることが正しいのか、赤ちゃんの成長が遅いのではないか、

 

 

自分だけが上手く出来ていないと不安ばかりの日々でした。

 

 

当時は同年代のママ友との会話もいいけれど、

 

 

先輩ママの話を聞きたい、自分の話を聞いてもらいたいという思いが強かったです。

 

 

そういう経験があるからこそ、若いお母さん達の力になれる仕事をしたいとも思っていました。

 

 

ずっと専業主婦だった私の強みは子育てを経験出来た事だけです。

 

 

そしてナーシングドゥーラという仕事を知り、

 

 

もう1度看護に携える、

 

 

更に子育て経験も生かせる。

 

 

こんな機会はもうないと資格を取る決意をしました。